
1.年金は何歳からもらえる?基本ルールを整理
老齢基礎年金・老齢厚生年金は、
原則65歳から受給できます。
ただし選択肢は3つあります。
- 繰り上げ受給:60〜64歳
- 通常受給:65歳
- 繰り下げ受給:66〜75歳
それぞれ、年金額が増減します。
- 繰り上げ:1年早めるごとに約▲4.8%
- 繰り下げ:1年遅らせるごとに約+8.4%
2.数字で比較!65歳・70歳でもらった場合の差
仮に、65歳時点の年金額が
年180万円(月15万円)の人で考えてみます。
65歳からもらう場合
- 年180万円 × 生涯
70歳からもらう場合(+42%)
- 年約255万円(月約21万円)
年間差額:約75万円
長生きするほど、
繰り下げ受給のメリットは大きくなります。
3.介護職が「65歳受給」を選ぶ人が多い理由
介護職の場合、
体力面・勤務日数の減少を考えると、
65歳からの受給を選ぶ人が最も多いのが現実です。
理由は以下の通り。
- 嘱託社員の年収:200〜300万円前後
- 年金を足すと生活が安定しやすい
- 繰り下げるほど働き続けるのが厳しい
「得か損か」よりも
“今の生活を守れるか”が重要になります。
4.男女で違う?年金受給年齢の考え方
ここは意外と重要なポイントです。
男性の場合
- 平均寿命:約81歳
- 「70歳繰り下げ」が得になるライン
- ただし健康リスクも考慮が必要
女性の場合
- 平均寿命:約87歳
- 繰り下げの恩恵を受けやすい
- 配偶者の年金とのバランスも重要
女性の方が、繰り下げ受給と相性が良い
ケースが多いのが現実です。
5.「一番得」より「一番安心」を選ぼう
年金は、
最大化するゲームではありません。
介護職から嘱託社員になる人におすすめの考え方は、
- 生活費が足りない → 65歳受給
- 貯蓄に余裕あり → 67〜70歳繰り下げ
- 健康・働き方に不安 → 無理に遅らせない
実際、
65〜67歳で受給開始する人が最も多い
というデータもあります。
まとめ|年金は「人生後半の働き方」とセットで考える
介護職のキャリア後半は、
収入・体力・働き方が大きく変わります。
だからこそ、
- 年金額
- 受給開始年齢
- 嘱託社員としての収入
この3つをセットで考えることが重要です。
「何歳が一番得か」ではなく、
「自分にとって一番無理のない年齢」を選びましょう。
