
「介護職に挑戦してみたいけれど、イベントって大変そう…」
「未経験でも敬老会などの行事に参加できるのかな?」
そんな不安を抱えている方へ。
実は、介護施設のイベントこそ、未経験でも活躍しやすい絶好のチャンスなんです。
今回は、年間行事のなかでも特に大きなイベントである「敬老会」にフォーカス。介護士が中心となって行う、おすすめの出し物アイデアを5つご紹介します。
現場で実際に使われている人気のネタから、誰でも挑戦しやすいアイデアまで、転職活動中の方や介護業界初心者でもイメージしやすい内容でお届けします!
1.【鉄板】歌と演奏で心に響くひとときを
● おすすめ度:★★★★★
● 準備レベル:中(楽器や音源の用意が必要)
昭和歌謡や童謡など、利用者さんの青春時代の曲は心に残っているもの。懐かしい音楽は記憶を呼び起こし、自然と笑顔がこぼれる力があります。
特に人気がある曲は以下の通り:
曲名 | リリース年 |
---|---|
上を向いて歩こう | 1961年 |
青い山脈 | 1949年 |
見上げてごらん夜の星を | 1963年 |
楽器が苦手でも、カラオケ音源や手拍子だけでも十分盛り上がります。
さらに、ハンドベルやウクレレなどの簡単な楽器なら、利用者さんと一緒に演奏するのも◎!
2.【笑いと感動】職員による劇や寸劇
● おすすめ度:★★★★☆
● 準備レベル:中〜高(台本・衣装が必要)
介護士が利用者さんの前で披露するミニ劇やコントは、毎年好評な出し物のひとつ。
たとえば:
- 「桃太郎」や「浦島太郎」などの昔話アレンジ
- 介護施設の日常をおもしろおかしく描いたオリジナル劇
- 利用者さんの若かりし時代をテーマにした再現ドラマ風演出
脚本は短く、セリフもアドリブ交えてOK。笑いの要素と懐かしさがミックスされると、会場が一気に温かくなります。
衣装は100均アイテムで簡単に揃えることも可能です。準備に1週間前後かかる場合が多いので、早めの段取りを!
3.【一体感】みんなで踊る簡単ダンス
● おすすめ度:★★★★★
● 準備レベル:低〜中(振り付け練習のみ)
ダンスは、職員と利用者の垣根を越えて“一緒に楽しむ”ことができる出し物。
おすすめは以下のような曲:
- 「365歩のマーチ」…ゆったりしたテンポで高齢者も参加しやすい
- 「炭坑節」…和風な音楽で季節感も◎
- 「パプリカ」…若いスタッフや子どもと一緒にやると盛り上がりUP
コツは、振り付けをシンプルにすること。左右に手を振る、足踏みする程度で大丈夫です。
ちなみに、あるデイサービス施設で「職員+利用者+家族」の合同ダンスを行ったところ、出席率が通常より23%アップしたというデータも!
4.【安心&感動】スライドショー+メッセージ朗読
● おすすめ度:★★★★☆
● 準備レベル:中(写真収集・編集作業)
普段の様子を撮影した写真をBGMに乗せて上映し、ナレーションや感謝の言葉を添えるのがこのアイデア。
使用するBGMは「ふるさと」や「川の流れのように」など、情緒のある楽曲が好まれます。
編集アプリ(例:Canva、iMovie)を使えば、PC初心者でも簡単に感動スライドが完成します。
施設によっては、家族にもオンラインで配信したり、DVD化してプレゼントするなどの工夫も。
5.【簡単】手品やバルーンアートで驚きと笑いを
● おすすめ度:★★★☆☆
● 準備レベル:低(練習時間は必要)
手品やバルーンアートは、小道具さえあればすぐに始められる**“盛り上げ担当”**として人気の演目。
例えば:
- トランプを使った簡単マジック
- 色が変わる布や消えるハンカチ
- 動物型のバルーンアート
実際に参加した介護士の話によると、5分のネタで20人以上の利用者さんが拍手喝采だったそう。子どもたちがゲスト出演すると、さらに和やかな雰囲気に。
YouTubeなどで「初心者 手品 介護」と検索すると、すぐにネタが見つかるのも嬉しいポイントです。
敬老会は、未経験者の“第一歩”にぴったりの場
介護業界では、「イベントだからこそ新人も主役になれる」機会が多くあります。
もちろん大切なのは、派手な出し物よりも**“利用者さんを思う気持ち”**。
だからこそ、転職を考えている方や、未経験で業界に飛び込もうとしている方にも、イベントを通じて「介護のやりがい」を体験してほしいのです。